こんにちは!山口です。
今回は私の東南アジア進出のきっかけとなったインドネシアについて簡単にお話したいと思います。
もう10年近く前になりますが、私はある企業の現地子会社の管理職として
駐在員と言う形でインドネシアに行くことになりました。
その時は東南アジア、ましてやインドネシアについての知識などまったくありませんし、
当時の現地子会社にいる前任者からの適当な情報だけで出向いた記憶があります(笑)
インドネシアはイスラム教徒が約90%を占める国ですが、
国の宗教はイスラム教とはされていません。
唯一神(一神教)への信仰を原則とした宗教の自由が認められています。
とはいえ仏教徒やヒンドゥー教徒との争いもあり、イスラム教徒が主権を握る国なのでそこに
矛盾はおおいにあります。
まぁこういった情報はWikiでも見れば載ってる事なので簡単に終わりますが、
本題として言いたいのはインドネシアの職業意識についてです。

インドネシアに行かれた方はわかると思いますが、
飲食店に行ってもやたらと従業員が多いんです。
そんなに忙しくない店のウェイターが5人も居て、動いているのが2人だけ、
あとはおしゃべりしているだけ、そんな光景に多くの日本人は驚きます。
つまり仕事に対しての意識がまったく違うんです。
インドネシアだけではありませんが、
一つの会社に長く務めると言う事よりもよりいい条件の会社に移る事を良しとされている国な
ので、会社の条件が悪いとすぐ辞めてしまいます。
「会社の為に」とか「仕事だから」などと言う職業意識で我慢して働く人はごく少数です。
日本の企業に多い間違いですが、
「日本と同じように教育してやれば日本と同じ労働状況をつくりだせる」
と言う勘違いをします。それが失敗の元となるのです。
もちろん日本の企業ですから現地の人からも
日本の高品質、良質なサービス・対応を期待している訳です。
だからと言って日本のルール、やり方、教育方法では同じ質まで高めるのは大変困難ですし、
出来ないからと言って怒鳴り散らすのはもってのほか。
インドネシア人は公衆の面前で注意されたり怒られたりする事を最も嫌い、
屈辱とさえ感じています。最悪の場合復讐されるケースすらあるのです。
どうやれば彼らのモチベーションを上げ、彼らのやり方、
商習慣に則った方法で日本の品質を実現するのか。
インドネシアに来る駐在員はもちろん、
現地採用で働く日本人はそれを日々考え続ける必要があるのです。
まぁ厳しい事を書きましたが、それなりに緩い国なので
日本の堅苦しい雰囲気が苦手な人にはやりやすい国だと思いますよ!
インドネシアで企業したい、インドネシア進出を考えている、
と言う方おられましたらご相談くださいね!